こんにちは、りくとです。
今回の記事では、年間500冊以上の漫画を読んでいる私が、吉河美希先生の描くラブコメ漫画『カッコウの許嫁』の感想・魅力について書いていきます。
これを読めば、今まさに来ているこの漫画の魅力がよくわかると思います。
1.カッコウの許嫁の作品概要

『カッコウの許嫁』は、『週刊少年マガジン』(講談社)にて2019年43号に読み切り作品として掲載後、読者アンケートの結果から同誌の2020年9号より連載を開始、現在(2020年7月時点)2巻まで発売されています。
1.1 実績と評価
掲載直後より読者から反響があり、同誌2020年24号では史上最速で初表紙を飾りました。その後も実績を積み重ね、以下の通り3冠王を達成しています。
・講談社史上最速重版ペースの新作
・今世紀初の4週連続重版
・受注数NO.1
また、作者の吉河美希先生は『ヤンキー君とメガネちゃん』や『山田くんと7人の魔女』の作者でもあり、その累計発行部数は1000万部を超えています。
これらを見て、『カッコウの許嫁』がとにかくすごい作品だというのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
1.2 あらすじ
ではこの作品はどんなストーリーなのか、以下にあらすじを記しておきます。
赤ちゃんの頃に取り違えられ、今は名門私立に通う高校 2年の海野凪。
ある日、これから許嫁に会いにいくという超お嬢様女子高生・天野エリカと偶然出会い、彼氏のフリをしてくれと半ば強引に頼まれてしまう。
だが、その時の二人は知る由もなかった。エリカは凪と取り違えられた子どもで、凪はエリカの許嫁相手だということを……。
「取り違え子」から始まる人生交錯ラブコメ開幕!
【Amazon内容紹介より】
ちょっとツンデレ気味のお嬢様な女の子と頭のいい男子高校生、ここまではよくありがちな組み合わせな気がしますが、この作品で特徴的なのは、なんと男女で取り違え子をしてしまっているという点です。
ここから今まで見たことの無いようなラブコメが展開されていきます。
私的にはこのあらすじの最後の一文『「取り違え子」から始まる人生交錯ラブコメ開幕!』がなんともキャッチ―で好きです。
1.3 登場人物
ここからは本作の主要な登場人物4人(主人公1人、ヒロイン3人)を簡単に紹介していきます。
海野 凪(うみの なぎ)
本作の主人公。私立目黒川学園2年生。血液型A型。身長171cm。取り違え子の片割れ。本来、資産家の嫡男として生まれたが、取り違えにより庶民として育ってきた。
勉学を怠らない優等生であり、学費免除の特待生として入学した。ドライな理屈家だが、時折オーバーリアクションをする。義両親の影響により、腕っぷしが強い上に家事全般が得意。作中ヒロインの1人、瀬川ひろのことが好き。
天野 エリカ(あまの えりか)
本作のメインヒロイン。私立オルフェウス女学院2年生→私立目黒川学園2年生。血液型AB型。身長160cm。取り違え子の片割れ。本来、ヤンキー家族の長女として生まれたが、取り違えにより令嬢として育ってきた。
自撮り写真を上げれば、巷で話題になるほど容姿端麗。SNSやコスプレが趣味。
海野 幸(うみの さち)
本作のサブヒロイン。凪の義妹、エリカの実妹。血液型B型。身長156cm。エリカに負けず劣らず美人。ブラコン気味。同棲生活が始まって早々、大豪邸に居候する。好きなアイスはスイカバー。料理は見た目は酷いが、味は問題なく美味しい。
瀬川 ひろ(せがわ ひろ)
本作のサブヒロイン。私立目黒川学園2年生。血液型O型。身長162cm。凪が想いを寄せる学年トップの才女。男女を問わず人気を得ているが、天然のドジっ娘。実家は神社。趣味は御朱印集め。後継ぎのため許嫁がいる。
2.カッコウの許嫁の感想・魅力
続いてこの記事の本題である本作の感想や魅力について書いていきます。
まず本作の感想として結論から言わせていただくと、最高です。おもしろすぎます。このラブコメ漫画はあの『五等分の花嫁』を超えるのではないかというほどの勢いを持っています。
初めて読んだ時からこの作品は来るなと思いましたね。アニメ化するのはもう現時点でもほぼ確実と言えそうです。
ではいったいどこにそんな魅力があるのでしょうか。私が『カッコウの許嫁』に感じている魅力は端的にまとめると以下の3点です。
・ヒロインが全員かわいすぎる、特に妹の幸
・主人公とヒロインの性格の良さ
・吉河美希先生の絶対的安定感&安心感
以下からこの3点についてそれぞれ深堀していきます。
魅力① ヒロインが全員かわいすぎる、特に妹の幸
この作品には先ほども紹介した通り、ヒロインが3人出てきます。その全員がとにかくかわいいです。特に主人公の妹・幸の人気はヤバい。
主人公と取り違え子にあった天野 エリカは楽しいことが好きで、しょっちゅうコスプレをしています。特に妹と一緒にするコスプレはめちゃくちゃ良いです。ヒロインの色々な服装を見られるのは本当に嬉しい限りです。
主人公の妹・幸は主人公の義妹であり、エリカの実妹です。取り違え子が発覚したことで、主人公とは血縁関係のないことが発覚してしまいました。
この幸が本作ではピカイチのかわいさを放っています。しっかりと登場する前から読者に大人気のキャラでしたが、最近は登場回も一気に増え、さらに人気に火がついています。
何がかわいいかって言うと、その容姿はもちろんなんですが、典型的なツンデレでお兄ちゃん大好きっ子なところです。行動が常に思いやりにあふれていますし、主人公に妹扱いされるのを嫌がるのは何とも愛おしいです。
一応結婚も可能だということで、今後このラブコメにどのような形で参戦してくるのか楽しみです。
ヒロインの3人目・瀬川 ひろは主人公と常に成績のトップ争いを繰り広げるほど頭がいいです。また、天然のドジっ子でもあります。
このキャラもまた癖が強いです。とんでもなく負けず嫌いなところや、夢中になると周りが見えずに突っ走ってしまうところなんかが特徴的です。時節とんでもなくかわいい表情を見せてくれます。
何やらこのキャラにも裏事情があるようで、現時点ではまだ明らかにされていませんが、今後の展開が楽しみです。
魅力② 主人公とヒロインの性格の良さ
この漫画、とにかく主人公とヒロインの性格が良いです。
主人公は頭もよく、かなりの頑張り屋さん。ほんと努力家ですね。妹が好きになってしまうのもわかる気がします。まあ少しデリカシーに欠けるところがありますが。。
こういっちゃ失礼かもしれませんが、意外なのはヒロインです。一見ただの破天荒なお嬢様に見えますが、人のことを思いやれる本当に良いキャラです。こういうキャラはめちゃくちゃ貴重なのではないかと思います。
もちろんコスプレをしてはっちゃけているだけでも十分かわいいのですが、さらに性格までしっかりとしているので、このキャラを推さないわけにはいきませんね。
常識があって、なおかつ相手の気持ちになって考えられるヒロインというのは総じておとなしめな作品が多い印象ですが、このヒロインはテンション高めで元気いっぱいなので最高です。見ているこちらまで元気になれます。
魅力③ 吉河美希先生の絶対的安定感&安心感
冒頭の作品概要でも書きましたが、作者の吉河美希先生は『ヤンキー君とメガネちゃん』や『山田くんと7人の魔女』の作者でもあります。
これまでに書いた漫画は計50巻以上、累計発行部数は1000万部を超えており、人気、安定感ともに抜群です。
ラブコメというとどうしても終盤が尻すぼみになりがちですが、吉川先生であれば安心ですし、ここまでおもしろいのも納得できます。
また、前作はコメディかラブのどちらかによりすぎる傾向にある気がしましたが、この作品ではそのバランスが本当に絶妙です。
重すぎず、そして軽すぎず、高校生の心境の変化というのがとても丁寧に描かれています。
笑えるシーンも多くあり、それでいて感動シーンもあるので本当に理想的なラブコメだと思います。
ただ、キャラが完成されすぎている感があるのも事実なので、ここからどのようにストーリーを展開していくのか、非常に楽しみです。
3.カッコウの許嫁の最新刊(2巻)の発売日
最新刊(2巻)の発売日は2020年7月17日(金)です。
もうすでに発売されています。人気が凄まじく、1巻から売り切れ続出のようですので、この作品が気になった方はなるべく早めのご購入をおすすめいたします。
最新刊(2巻)の購入は以下からできます。
1巻はこちらから購入可能です⇩
今回の記事はこれで以上となります。ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。
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