こんにちは、りくとです!
今回の記事では、私が就活を開始した時期とまず最初にしたことについて書いていきます。
この記事を読めば、就活を始めたときの状況がどんな感じなのか、リアルなイメージを持てると思います。
1.就活の開始時期
私が就職活動を始めたのは昨年の6月からです。きっかけは同期からのある一言。

どっか説明会の予約したー?
これには驚きました。もう就職活動を始めているのかと。
それもその同期は私よりも遥か格上の選手でした。(私体育会に所属してます)
例年の先輩方が就職活動を始めるのは大体揃って本選考の情報解禁日の1か月前ぐらい(つまり2月頃)でした。
そのため、まだまだ部活に全精力を注ぎこめるだろうと思っていた私は、この言葉に驚きました。
自分よりも強い選手がここまで就職活動に対して真剣で、もう動き始めてるというのに私はまだエントリーすらしていない。
インターンって何っていう状態でした。さすがに焦りました。
その日の夜にはマイナビやリクナビに一気に登録したのを覚えています。こうして私の同期は気づけば全員夏前に就活を始めていました。
この頃の私は、就職活動なんてまだ先の先でしょ、内定なんてその気になれば簡単に取れるでしょ、ぐらいにしか考えていませんでした。
あー今考えると恐ろしすぎる。。
どうしてこんな甘々な考えをいていたかというと、事実として先輩方の就職先が大手ばかりだったんですよね。
大学も所属する体育会も同じなわけですから、私も勝手に大丈夫だろうと思っていたのです。
まさか今こんなに苦しむことになるとは。。
2.まず最初にしたこと
続いて、私がマイナビやリクナビなどに登録した後、最初に何をしたのかについて書いていきます。
とりあえす就活サイトに登録してみたはいいものの、どの企業にエントリーすればよいかすら全くわからなかった私は1個上の先輩から助言を受けることにしました。
すると優しい先輩が

まだ業界が定まっていないなら大きめの合同説明会にまず行ってみるといいよ
と教えてくださいました。
その業界の大手企業を見ればその業界がどんなことをやっているのか、大体わかるはずだ、ということでした。
このありがたいアドバイスをいただいた私はさっそくマイナビさんが主催するインターンシップ用の合同説明会に参加しました。
まず初めに言っておくと、先輩のアドバイスは見事に的中していました。
大体の企業はまず最初の説明で、その企業が属する業界の規模感などを教えてくださるためです。
そのため、どの業界も1社見ればある程度やってることや雰囲気などが掴めてきます。(もちろんたくさん行くのに越したことはありません。)
2.1 初めての合同企業説明会
私が最初に訪れたのは日産自動車でした。
これはもう鮮明に覚えています。なんせ初めての説明会ですからね。
いよいよ就職活動が始まったのかと大いに胸が高ぶったのを今でもよく覚えています。
この日は元々日産自動車とアクセンチュアの説明会を予約していて、あわよくば森永乳業の説明を聞けたら、という感じでした。
日産自動車はその名の通り、自動車業界に属しています。
ある程度はイメージ通りでしたが、日産はその売り上げの9割以上を海外が占めるグローバル企業ということもあってか、求められる英語のレベルが高いのが印象的でした。
私が見た中でTOEICの点数が三インターンシップの参加条件に含まれていたのはここぐらいだった気がします。
社内には40か国の社員がいらっしゃるとのことで、グローバル意識の低かった私はこの時点で離脱という感じでした。(笑)
続いて行ったのはアクセンチュアです。
この企業はいわゆるコンサルティング業界、と呼ばれる業界に属しています。
コンサル企業は毎年選考が始まるのが年内のところが多いので、事前に受けて内定を確保している人も多くいます。
こちらもイメージ通り、という感じでした。
コンサルとは大雑把に言うと、ビジネスそのものはやっておらず、システム等の変革や業務課題の解決を専門としている所です。
私はあまり詳しくないのですが、会社によって大きくいくつかのパターンに分けられるそうです。
そして、この日大本命の森永乳業。尋常ではない人気でした。
マイナビから予約しようと思ったときにはすでに満席で、当日の整理券頼みだった私は、記憶が正しければ、開始の1時間ほど前からスタンバイしていました。
それにも関わらず、ようやく入れたと思ったら思いっきり立ち見でした。
こんなにも多くの人がインターンの説明会の時点で訪れているのかと驚きました。
ここと味の素は両親からおすすめされた企業でもあったので、参加できてよかったです。
結果として、人々に身近な食を扱う業界ということもあり、志望度を大幅に高めることとなりました。
この後は時間が少し余ったのでJR東日本の説明会へ赴きました。
これも飛び入り参加したので立ち見だったような気がします。
こちらはいわゆる鉄道業界ですね。他にはJR東海やJR西日本などがあります。
人々に必要不可欠なものを扱っているという括りでインフラ業界と言ったりもします。
特にJR東日本は山手線と呼ばれる、新宿や池袋、渋谷などの駅を通る線を保有しているため、とてつもなく多くの人を毎日運んでいます。
こちらも非常に影響力が高い仕事になりますね。
こうして4社の説明会を受けて、初めての説明会は終了となりました。
非常に大きな収穫を得た説明会となりました。
この時点で、自動車業界とコンサル業界は受けなくても良いかなーという感じでした。
理由としては、まず自動車の場合、規模が大きすぎたことが挙げられます。
自動車は誰でも購入できるものでもありませんし、家に次ぐ大きな買い物だと思います。そう考えると、私には少し荷が重いのかなと感じました。
コンサルは、ああいった業務改善のための提言を自分ができると思えなかったからです。
自分の力1つで会社の立ち位置を形勢逆転できる可能性を秘めてはいますが、その分リスクも大きいです。
私には厳しいと感じてしまいました。
まあこれはあくまでも私の性格によるものですし、ただの一意見ですので参考までにという感じです。
2.2 学内での業界研究説明会
マイナビの合同説明会に参加した翌日、今度は学内での業界研究説明会に参加しました。
私の大学にはOBの方がわざわざ会社説明をしに来てくださるイベントがあったのです。
本当にありがたかった。このチャンスを逃すわけには行くまいとすぐに参加を決めました。
ここで私は大きな転機を迎えることとなります。
まず最初に訪れたのは出版業界の説明会です。
講談社と文藝春秋の2社からOBの方がいらっしゃっていました。
まずは出版業界について丁寧に説明を受けた後、それぞれの企業説明を受けました。
出版業界の元々のイメージとしては、斜陽産業(衰退していっている業界のこと)であることですとか、編集者が作家さんの家に泊まり込みで原稿をもらいに行くという散々なものでした。
また、私は漫画やアニメが好きなのですが、あくまで自分はそれらを見る側の人間だと割り切っていました。
しかし、その説明会にて、紙の売り上げは14年連続マイナスであるが、電子の売り上げが着実に伸びてきている事、またライツ部門(アニメや映画化などによって発生する版権収入のこと)などの成長により、売り上げが横ばいな中でむしろ営業利益が上がってきていることを学び、大きくイメージが変わりました。
電子の売り上げが伸びてきたのは、海賊版サイトの「漫画村」が閉鎖された影響が大きかったようです。
また、編集者がただ原稿を受け取りに行く時代は終わり、今は作家さんと共によりよい作品を世の中に送り届ける存在となっているという話も聞きました。
あの「ちはやふる」は編集者の方の発案から生まれた作品ということも知り、この話を聞き終わった後には私は目をキラキラさせて、気づけば手を挙げて質問しているほどでした。
作家さんの都合に合わせるために働く時間が不規則になってしまうことなどがリスクとして挙げられますが、私はこの仕事であれば自分の一生を捧げられると確信しました。
それほど衝撃的であり、説明を聞いていてわくわくしたのです。この気持ちは前回の説明会では決して味わえなかったものでした。
その後、以下の説明会を受けてその日の説明会は終了となりました。
飲料業界…キリンホールディングス、ポッカサッポロ
金融業界…日本郵政、JCB
もうこの時点で私の第一志望は完全に出版業界となっていました。
こうして説明会を受け終えた私は食品と出版を中心に就職活動を進めていくことに決めました。
私のこの時点での就職活動の軸は「誰もが手に入れられるもので、心や生活を豊かにして、笑顔の源となりたい」というものでした。
誰もが手に入れられるものというのがキーポイントで、食品や本は、子どものお小遣いで買うこともできるし、ご高齢の方でも楽しめるものです。
そういった点から企業選びをしていくこととなりました。
今回の記事はこれで以上となります。ここまでお読みくださった皆様、ありがとうございました。
就活開始初期のイメージが少しでも掴めていると幸いです。それでは失礼いたします。
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