映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)の感想【深い深い作品で、胸を打たれました】

こんにちは、りくとです。

今回の記事では、先日見に行ってきた映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)、通称「ふりふら」の感想について、ネタバレなしとありで分けて書いていきます。

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』っておもしろい?どうだった?

この記事は上記のような疑問を持っている方必見の内容となっております。それではまずこの映画の作品概要から見ていきます。

1.映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)の作品概要

映画『思い、思われ、ふり、ふられ』予告【8月14日(金)公開】

それではまず映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)の作品概要について書いていきます。

1.1 あらすじ

明るく社交的な【朱里】(浜辺美波)、内向的でうつむきがちな【由奈】(福本莉子)、

クールな【理央】(北村匠海)、爽やかで天然な【和臣】(赤楚衛二)。

偶然出会ったタイプの全く違う4人は、同じマンションに住み同じ学校に通う高校1年生。

親同士の再婚で「家族」となり、朱里に言えない恋心を抱える理央。

そんな理央に憧れるけど自分に自信が持てない由奈。和臣に惹かれていき、

自分の感情に戸惑う朱里。ある秘密を目撃してしまい自分の気持ちに蓋をしてしまう和臣。

一人の告白をきっかけにそれぞれの感情は複雑に絡み合い、相手を思えば思うほどすれ違ってしまう。

4人の切なすぎる《片想い》の行方は——

【映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)公式サイト「Story」より】

1.2 キャラクター&キャスト情報

山本朱里:浜辺美波

山本理央:北村匠海

市原由奈:福本莉子

乾和臣:赤楚衛二

我妻暖人:上村海成

亮介:三船海斗

乾聡太:古川雄輝

朱里の母:戸田菜穂

1.3 スタッフ情報

監督・脚本:三木孝浩

脚本:米内山陽子

音楽:伊藤ゴロー

劇中音楽:小瀬村晶

1.4 主題歌情報

主題歌はOfficial髭男dismの「115万キロのフィルム」です。

Official髭男dism – 115万キロのフィルム[Official Audio]

1.5 原作情報

原作は咲坂伊緒先生による日本の漫画作品です。『別冊マーガレット』(集英社)にて2015年7月号から2019年6月号まで連載されていました。単行本は全12巻となっています。

2.映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)の感想

映画主題歌「115万キロのフィルム」特別映像(みんなver.)『思い、思われ、ふり、ふられ』《8月14日(金)公開》

続いてこの記事の本題である映画『思い、思われ、ふり、ふられ』(実写版)についての感想をネタバレなしとありで分けて書いていきます。

ネタバレを絶対に知りたくないという方は、ネタバレなしの感想を見ていただくだけでも十分本作の魅力がわかると思いますのでご安心ください。

2.1 感想【ネタバレなし】

単刀直入に言うと、非常に良かったです。キャラそれぞれの家庭環境や関係性というのが思っていたよりも複雑でしたが、すごく丁寧に描いてくれているので納得感もあり、感動しました。見終わった後に感じたのは、めちゃくちゃ深い作品だなあということです。

まず言わずもがなですが、浜辺美波さん(山本朱里役)がとてつもなくかわいい。あの透明感はいったいどうやったら出るのでしょうか。特にかわいいシーンというのがいくつかあったので、これから見に行く人はぜひそちらを楽しみにしていただけたらと思います。

また、北村匠海さん(山本理央役)が非常にかっこよかったです。男の僕ですら、これは惚れるしかないでしょ、というシーンがいくつかありました。まあもちろんセリフや所作なんかもいいわけですが、彼がやるからこそ出来上がる世界観があり、たまらなかったです。

今回の映画は上映時間がいつもよりかなり長く感じたのも印象的でした。約2時間の中にこれでもかというほどに色々な要素が盛り込まれているので、もうドラマを何話も見たような気分になりました。

それと同時に、この話はいったいどうやって終わりを迎えるのだろうかという疑問をずーっと抱えながら見ていました。本当に最後の最後まで読めないなあという感じでした。

物語の主軸となっているのは「みんなが幸せになる方法はいったい何なのか」ということです。これを探してそれぞれのキャラは葛藤し、次第に成長していきます。その過程は時に苦しくもあり、ただ楽しいだけの作品にはない深みを感じました。

また、この作品は直接言葉にせずともそのしぐさや表情、景色で表現するのが非常にうまいと感じました。だからこそ、これから見る方はその1つひとつのシーンを大切にすると、より楽しめるかなと思います。

2.2 感想【ネタバレあり】

ここからはネタバレを含めた感想について書いていきます。ネタバレを知りたくない方はこの先ネタバレ満載で書くので要注意です。

まず、前半部分は非常にドロドロしている印象を受けました。この作品は山本家(主人公の家)と和君の家の環境がかなり厳しいこともあり、自分だけではどうしようもないことというのがけっこう起こります。それが本当に辛かった。

最初は由奈ちゃんが朱里の家に行ったことをきっかけに理央君の叶わない恋のことを知ったわけですが、この時点で由奈ちゃんは理央君に恋心を抱き始めています。つまり、冒頭から2人の恋が叶わないことが確定してしまうわけです。辛すぎますよね。

朱里と理央君は義理の兄妹で、家族になる前から学校の同級生、そして理央君が告白しようと思った当日にお互いの親同士が結婚して家族になることが決まるという切なすぎる展開。正直もう見ていられなかったです。

そりゃ理央君が由奈ちゃんに気持ちをちゃんと伝えるべきと言うはずですよね。自分の場合はそれを伝えてしまえば家族が崩壊してしまうわけですから。

由奈ちゃんはもともと内向的で、いつもうつむき加減な女の子という設定ですが、彼女の成長度合いが凄まじかった。理央君の存在が本当に大きかったみたいですね。

学校にて、下ばっか向いてないで顔を上げろよ見たいな感じで由奈ちゃんの顔を理央君がグッと引き上げるシーンがありましたが、あれはかっこよすぎました。

そんな感じのシーンを経た後、由奈ちゃんは図書館からの帰りに理央君に勇気を振り絞って告白します。これ、シンプルにすごいなあと思いました。この時点で由奈ちゃんはめちゃくちゃ成長してますよね。

叶わない恋だと知っていながら、振られるとわかっていながら、その恋にしっかりと区切りをつけようと告白するわけです。ただでさえ告白なんて恥ずかしい事なのに、男子と話すのも満足にできなかった由奈ちゃんがこれをやったのには感動しました。

また告白の仕方も斬新でした。「理央君のことが好き、ここでこの恋を終わりにしたい、だから私を振って」というようなセリフで告白します。予告でもよく流れていた「理央君のことが好きです、だから私を振って」という場面ですね。こんな序盤で来るとは思っていなかったので驚きました。

この後は朱里と和君に焦点が当てられます。どんどん仲良くなる2人にあからさまに嫉妬する理央君。この感情はダメだとわかっていながらもそれを抑えることができない、そんな様子を見ているのは非常に辛かったです。

そして、雨の帰り道。理央君は朱里に勢いよくキスをしてしまいます。このシーンも予告に出てきましたね。これによって朱里と理央君の関係性が少しずつ変化していきます。

強引にでも朱里に話しかけようとする理央君でしたが、それを止めてくれたのは由奈ちゃんでした。ほんと成長しましたね由奈ちゃん。これのおかげで冷静さを取り戻し、無事朱里と理央君は仲直りを果たしたわけですが、この時点でもう理央君は由奈ちゃんのことが好きになっていましたね。

あと、朱里が理央君の好意に元から気づいていたのには衝撃を受けました。家族の関係性を崩さないために、あの日理央君から来たLINEを見なかったことにして携帯を自ら壊しに行く姿には強い決意を感じましたし、めちゃくちゃ切なかったです。

その後は4人で夏祭りに行くことになるわけですが、その時の朱里の浴衣姿はもう国宝級でした。かわいすぎましたね。ただ、この姿の朱里を振る人がいるわけですね。それが和君。

正直信じられません。(笑) あと理由もここはよくわからなかったです。和君は朱里と理央君がキスしている所を実は目撃してしまっていたわけですが、それは振る理由にはならない気がしますし、和君は朱里のことが好きなわけです。

いくらキスしているのを見たと言ってもそれは兄妹によるものであり、しかも理央君からしているわけですから気にする必要ない気がします。ここは残念でしたね。あと、朱里の告白の仕方もなんだか微妙。自分を強く見せようとしてしまう朱里の悪い癖が出てしまっていました。

そして学園祭。我妻君という由奈ちゃんが好きなキャラは見事にかませ犬として使われ、ついに理央君と由奈ちゃんは結ばれます。

このときの理央君はかっこよすぎました。「1回振っちゃった俺が言うのもなんだけど、これから、俺のこと好きになってほしい」でしたかね。いやあこれは惚れますわっていう感じです。お互いの想いが届いて本当に良かったです。

一方、朱里と和君は依然としてこじらせたまま。朱里は強がりすぎなんですよね。和君のことが好きななのに、もう全然気にしてないと言ってしまいます。クリスマスとかも一緒に時を過ごしたりするわけですが、結局同志止まりで終わってしまいました。

その後、それぞれの家庭環境がさらに悪化し、和君はたくさん集めたDVDを捨てられ、朱里はアメリカに行くかもという展開になります。この時点で私の頭の中には、この映画はいったいどうやって終わりを迎えるのだろうという思いが駆け巡っていました。

朱里は自分の気持ちを押し殺して家族にとってベストな選択をしようとする癖があり、それが見ていて非常に辛かったです。結果的に由奈ちゃんの協力のおかげで朱里はお母さんとしっかりと話し合うことができて本当に良かったです。

というか、本当に由奈ちゃんの成長はすさまじいですね。作品終盤では友達の母親に物申せるレベルになったわけですから。非常にたくましかったです。またその際、教科書を返しに来たという名目で朱里の家を訪れたわけですが、それが実は自分の教科書というのもまた良かったです。

結果として朱里のアメリカ行きが決まり、理央君はこちらに残ることになったわけですが、最後、理央君に触発された和君が自分の想いを朱里に伝えに行きます。

そして、ついに自分に素直になった朱里。告白する前も、そして振られてからもずっと和君のことが好きだったと伝えることに成功します。ここに来て、しっかりと自分を出した朱里が見られて本当に良かったです。みんな成長してますねー。

最後はこの2人に理央君と由奈ちゃんが合流し、ハッピーエンドという感じです。それぞれの彼女を主張し合う男2人が微笑ましかったです。

かなり長くなってしまいましたが、ここまでがネタバレありの感想となります。まあそれだけ中身の濃いお話であったと言えると思います。ほんとよくこれを2時間にまとめたなという感じです。

それにしても結末はかなり意外なものでした。どんな着地点がこの作品の正解なのだろうとずっと上映中考えていましたが最後まで見つかることはありませんでした。

普通の恋愛映画であれば、最初に恋をした理央君と朱里が結ばれるのがセオリーですが、2人は兄妹ということもあり、結果としてそれぞれが家族として接することがこの作品の正解となっていたように思います。

朱里はアメリカに行ってしまうのに、和君はどうするのだろうという疑問は残りますが、ひとまずハッピーエンドという形で終わってくれて、キャラそれぞれが大きく成長した姿を見られて良かったです。まだこの作品を見ていないという方はぜひ実際に見てみてください!

今回の記事はこれで以上となります。

ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。

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