『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見た感想【涙、涙、涙、これはもう義務教育にすべき】

こんにちは、りくとです。

今回の記事では、昨日見に行ってきた『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』について、ネタバレなしとありで分けて書いていきます。

『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』はアニメ13話とスペシャル、外伝がすでに放送されており、今回はその最終章となるものです。

ヴァイオレット・エヴァーガーデンの映画って泣ける内容?アニメと一緒ですばらしかった?

この記事は上記のような疑問を持っている方必見の内容となっております。

1.『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の作品概要

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』本予告第2弾 2020年9月18日(金)公開

それではまず『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』の作品概要について書いていきます。

1.1 あらすじ

代筆業に従事する彼女の名は、〈ヴァイオレット・エヴァーガーデン〉。
幼い頃から兵士として戦い、心を育む機会が与えられなかった彼女は、
大切な上官〈ギルベルト・ブーゲンビリア〉が残した言葉が理解できなかった。
──心から、愛してる。

人々に深い傷を負わせた戦争が終結して数年。
新しい技術の開発によって生活は変わり、人々は前を向いて進んでいこうとしていた。
しかし、ヴァイオレットはどこかでギルベルトが生きていることを信じ、ただ彼を想う日々を過ごす。
──親愛なるギルベルト少佐。また今日も少佐のことを思い出してしまいました。
ヴァイオレットの強い願いは、静かに夜の闇に溶けていく。

ギルベルトの母親の月命日に、
ヴァイオレットは彼の代わりを担うかのように花を手向けていた。
ある日、彼の兄・ディートフリート大佐と鉢合わせる。
ディートフリートは、ギルベルトのことはもう忘れるべきだと訴えるが、
ヴァイオレットはまっすぐ答えるだけだった。「忘れることは、できません」と。

そんな折、ヴァイオレットへ依頼の電話がかかってくる。依頼人はユリスという少年。
一方、郵便社の倉庫で一通の宛先不明の手紙が見つかり……。

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』映画公式サイト「Story」より】

1.2 声優情報

ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依

ギルベルト・ブーゲンビリア:浪川大輔

1.3 スタッフ情報

原作:「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」暁佳奈(KAエスマ文庫/京都アニメーション)

監督:石立太一

脚本:吉田玲子

キャラクターデザイン・総作画監督:高瀬亜貴子

世界観設定:鈴木貴昭

美術監督:渡邊美希子

3D美術:鵜ノ口穣二

色彩設計:米田侑加

小物設定:髙橋博行

撮影監督:船本孝平

3D監督:山本 倫

音響監督:鶴岡陽太

音楽:Evan Call

アニメーション制作:京都アニメーション

製作:ヴァイオレット・エヴァーガーデン製作委員会

配給:松竹

1.4 主題歌情報

主題歌はTRUEさんの「WILL」です。心が震えるような曲で、本作に絶妙にマッチしています。TRUEさんはアニメのOP主題歌も担当してくださっていました。

【TRUE】「WILL」MV Short Ver.(『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』主題歌)

2.『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見た感想

『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を見た感想【涙、涙、涙、これはもう義務教育にすべき】

続いてこの記事の本題である『劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン』についての感想をネタバレなしとありで分けて書いていきます。

ネタバレを絶対に知りたくないという方は、ネタバレなしの感想を見ていただくだけでも十分本作の魅力がわかると思いますのでご安心ください。

2.1 感想【ネタバレなし】

まず一言、神ですね。公開から少し日にちがたっていたので、前評判から泣けるんだろうなということはなんとなくわかっていましたが、もう想像を超えてきました。円盤を買う可能性も高いです。それを言うだけでもこの映画がいかに良かったのか伝わるのではないでしょうか。

円盤とはDVDやブルーレイのことです。つまりお高い商品です。(笑) 私はこの映画を永久保存版だと感じたので買おうと思ったわけです。

また、トレンド入りしていた開始5分の意味などもわかり、大満足でした。この映画を見て泣かない人はいないのではないでしょうか。それほど良かったです。もう国民の義務教育にすべきとまで思いました。

私はこの映画を3人で見に行ったのですが、2人は号泣していました。(1人は感情がないため、涙が寸前で止まったようです) 特に映画の後半がヤバいです。前半も泣けるのですが、少しテンポがゆったりめな印象を受けました。後半はもう泣けるシーンの連続、タオル必須です。

映画の良かった部分をネタバレなしで言っていくと、まず作画ですよね。さすが京都アニメーションさんの手掛けた作品ということでもう神がかっていました。まあこちらに関してはアニメの時点で映画レベルのクオリティでしたからある意味当たり前なのかもしれませんが、それにしても良かった。

特に表情や瞳の描き方がすばらしすぎました。もちろん背景描写なども良いのですが、この作品はほんと表情でキャラの心情を表すのがうまいなと思いました。

また、声優さんも抜群にいい。アニメから時間が経過して少し成長したキャラたちの感じを非常にうまく表現しているなと感じました。もちろんこれはあのすばらしい作画がある上で成り立っていることではありますが、非常に微妙な違いをうまく表されていました。

最後はカットの仕方ですね。本当に絶妙なタイミングでカットを変えてきます。カットとは要するに画面に写っている部分のことですね。あまり言いすぎるとネタバレになるので抑えますが、これだけでも感動できました。

この映画を見に行く場合はアニメを視聴してからの方がいいと思います。過去回想のシーンなどがけっこう含まれていますし、あくまでアニメ終了後のストーリーであるため、映画の1億泣ける場面が初見だと理解不能となる恐れがあります。アニメは今だとネットフリックスで見ることができますので、ぜひ見てから劇場に足を運びましょう。

2.2 感想【ネタバリあり】

ここからはネタバレを含めた感想について書いていきます。ネタバレを知りたくない方はこの先ネタバレ満載で書くので要注意です。

まずTwitterでトレンド入りしていた開始5分に関してですが、あれは開始5分で泣けるということだったんですね。冒頭で出てくる見覚えのない少女。もうこの時点でこの映画の世界観に引き込まれていました。

彼女の名はデイジー。あのアンの孫にあたる子です。そりゃ見覚えないわという感じでしたが、アニメで描かれたこのアンの話が抜群に良かったため、この見知らぬキャラに対してもすぐに感情移入することができました。

それにしてもあの神回中の神回をここで過去回想として持ってくるというのはもう反則ですよね。あんなの泣くに決まっています。今回は前半パートで過去回想が多くありましたが、どれもめちゃくちゃ泣ける内容でしたね。

また、未来ではヴァイオレット・エヴァ―ガーデンがCH郵便社を18歳にしてやめたことや代筆業がもう廃れてしまったことなど衝撃的事実が明かされ、序盤から非常に驚きました。

そして話は現代へと戻り、ヴァイオレットの様子が描かれます。ギルベルトの母親の月命日に花を手向けに来たヴァイオレットはここでディートフリート(ギルベルトの兄)と会うわけですが、このディートフリートの成長が凄まじかった。

こんないい人だったっけという感じで、ヴァイオレットを憎み切っていた彼の姿はもうほとんどなく、ただ弟への贖罪の気持ちで溢れていることが伝わってきました。

正直なところ、この映画の前半パートを見た時点では、この映画で本当に泣けるのだろうかという疑問がありました。テンポがそこまでいいわけでもなく、どこか暗い描写が多いように感じたからです。

白血病の少年、ユリス君が出てきたのもほっこりはしましたが、そこまで泣けるほどではなく、なぜここでこの展開がという想いがありました。ただ、素直になれない少年なんだなあという印象と、もう自分の死期を悟り、死後のことを考えて代筆を頼んでいるのがたくましいなと感じた程度です。

ただ、これも中盤のあのシーンで全てひっくり返されることとなります。なんとギルベルトが生きていたんですよね。ひょんなきっかけから彼の生存の可能性に気づいたホッジンズたちですが、まさか本当に生きているとは。これには本当に驚きました。あの大けがで生きているわけがないし、もし仮に生きているのであれば真っ先にヴァイオレットに会いに行くだろうと思っていたからです。

しかしこの考えがいかに浅はかであったかをこの後知ることとなります。ギルベルトのいる島にたどり着いたホッジンズとヴァイオレットですが、まずホッジンズだけがギルベルトに会いに行きました。そこでギルベルトが本当に生きていること、またこの島では名前を変えて先生をやっていることなどが明らかになりました。

ここでもうヴァイオレットととは会いたくないという話をホッジンズにするわけですが、これはホント衝撃的でしたね。彼はこれまでずっとヴァイオレットへの罪の意識にとらわれていたのです。小さな少女を戦争に巻き込んでしまったこと、ましてや武器として使ってしまったことを心底悔いていました。

これまでヴァイオレットが想いを寄せる存在であり、ある意味完璧人間として描かれてきたギルベルトがこのような形で深い闇を抱えているのには本当に驚きましたし、それをこの映画で描いてくるのかという感じがしました。

また、ギルベルトのいる島の若い男性はあの戦争で全員亡くなってしまっているようで、それもまたギルベルトの罪悪感を押し上げていました。そして、まさかのヴァイオレットとは会いたくない、自分なんかが顔を合わせていい存在ではないとギルベルトは言うのです。

一刻も早く、2人に再開してほしいと思っていた私はこの展開がめちゃくちゃ辛かったです。また、取り残されたヴァイオレットは島の子どもたちにギルベルトが生きていることを知らされ、最高に嬉しそうな表情をします。

ここのカットが最高に良かった。体全体を映していき、最後に表情を映す。あの頬を赤らめ、目を輝かせる少女は、昔見たあの無感情で本当にただの兵器のような少女と全く異なっていました。ヴァイオレットが大きく成長したと感じるシーンでしたし、何より感動しました。

この後、ギルベルトと会えないことを知ったヴァイオレットは無理やり会いに行くわけですが、案の定断られてしまいます。ここで皮肉にもギルベルトが会いたくないと思っていることを察するヴァイオレット。成長したがゆえの苦悩ですよね。このシーンは本当に辛かった。

これまでギルベルトをずっと慕ってきて、彼の発した「愛してる」の意味を知るために生きてきた少女が当の本人に会うのを拒否されてしまうわけです。ここで流すヴァイオレットの涙は美しく、雨も相まってその心情が非常にうまく表現されていました。

この後のホッジンズの「この、大バカ野郎」もめちゃくちゃ良かったですよね。お前もう父さんじゃないかと。いつの間にか彼はヴァイオレットのことをまるで自分のことのように大切に思うようになっていたわけですよね。いやあ最高でした。

そして、ある小屋で一夜を明かすことになったヴァイオレットとホッジンズですが、ここで冒頭で出てきた白血病の少年、ユリスくんの危篤情報が入ります。帰ろうとするヴァイオレットとギルベルトに会うんじゃないのかと問うホッジンズ。この対照的な行動にも非常にグッときましたね。

正直、なぜ彼の話を入れているのか最初の私にはわかりませんでした。結局これはヴァイオレットとギルベルトの話じゃないかと。結局彼らが再会して終わるんだろうとそう思っていました。でもそれは違った。このユリス君のシーン、めちゃくちゃ泣けるんですよね。

これぞヴァイエヴァだと、そう思いました。やはりヴァイオレットとギルベルトだけの物語では終わらせて来ないんですよね。ヴァイオレットの成長や代筆業のすばらしさ、そして手紙から電話へと移り変わっていく時代の流れ、もう完璧でした。

ユリス君が最期に友達のリュカ君に謝罪と感謝を述べるシーンがあるんですが、もうあれは泣くしかないですよね。どれだけ立派なんだこの少年はと。彼の人間性にほれ込んだ瞬間でした。また、ユリス君の弟が兄の死を見てキョトンとしている様子もこれまたリアルだなと感じました。まだ弟君はこの状況を理解できていないんでしょうね。ほんとこのシーンはうまかったです。

そして、ここは手紙の良さを痛感させられる場面でもありました。「手紙だからこそ伝えられる思いがある」といった言葉を以前ヴァイオレットが口にしていましたが、ほんとその通りですよね。両親に「愛してる」という気持ちを伝えられるのは手紙ならではのことではないでしょうか。電話や直接では恥ずかしくて到底言えそうにないです。

最期、ユリス君が笑顔でいるのも良かったですよね。ホント報われた気がしました。ヴァイエヴァの良さが存分に出たシーンだったと思います。

そして物語もついにクライマックスを迎えるわけですが、ヴァイオレットはギルベルトに手紙を最後に届けてこの島を後にすることを決意します。

この時点で私は、やはりこの物語の最後は手紙かと、そう思いました。これでも十分泣けたと思いますし、最高の終わり方ではありました。ただ、やはり私の心の中では彼らの再会を望んでいたわけです。

それが叶ったのが最後のシーンでした。ディートフリートがギルベルトの前に姿を現し、お前はもう自由だと言い放った後、ヴァイオレットからの手紙を読んだギルベルトはもう出発した船に向かって全力で走り始めるわけです。

そして「ヴァイオレットー」と叫ぶわけなんですが、これになんとヴァイオレットは気づくんですよね。普通なら聞こえるはずもないですし、明らかなお約束展開なのですが、これでもめちゃくちゃ泣ける。これがヴァイオレット・エヴァ―ガーデンという作品の破壊力なのだなと心底思い知らされました。

そうしてついに再会を果たした2人。ギルベルトはヴァイオレットに「愛してる、そばにいてほしい」と告げます。それに対し泣き崩れるヴァイオレット。あれだけ最初無鉄砲な言葉しか言えなかった少女が、ただ私も愛してると告げるだけなのにそれすら言えないでいる。表情もほとんど変えなかった少女が大粒の涙を流して喜び、感情を制御できなくなっている。

こんな泣けるラストシーンがあるでしょうか。ここまで見てきて、ヴァイオレット・エヴァ―ガーデンという作品に出会えて本当に良かったと強く強く思いました。

そして時代は未来へと移り変わり、今もヴァイオレットが切手の中に生き続けていること、その島で出される手紙の数が最も多いことなどが明かされ、彼女の影響力の大きさを改めて実感すると共に、この世界の中で語り継がれていることへの感謝の想いでいっぱいになりました。

エンドロールが明けると、ヴァイオレットとギルベルトが指切りをしている姿が。うん、ここまで見て良かったです。これは見逃している方もいるかもですが、これから見る方は絶対に映画館の電気が明るくなるその瞬間まで席を離れないようにしましょう。

私は恐らく円盤を買いますので、この感動を何度も何度も味わいたいと思います。

今回の記事はこれで以上となります。ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。

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