K社(出版社)の方にOB訪問した話(Aさん)【就職活動】

こんにちは!りくとです!

本日からは、私が行ったOB訪問のことについて書いていきたいと思います。私がOB訪問した方は3人いまして、いずれも出版業界の方です。

まずは1人目、初めて私がOB訪問を行ったK社のAさんとの話から書いていきます。

1.どのようにしてアポをとったか

これはOB訪問を行う上でまず最初に気になる点だと思います。私はどうやってOBの方とアポ取りをとったのでしょうか。

これには、大学のOB名簿を見ることや、部活やサークルのOBに当たること、OB訪問のアプリ(ビズリーチキャンパスやマッチャ―)を使うなどの方法があります。

私がAさんと連絡を取った方法はビズリーチキャンパスです。

K社を始めとする出版業界というのは、非常に採用人数が少なく(三大出版でも10~20人ほど)、そもそもOBの方を見つけること自体困難です。

大学のOB名簿には、良くても名前しか載っておらず、アプリにもほとんど出版業界の方はいらっしゃいませんでした。

そのため、私がAさんと連絡を取れたのは奇跡的といえます。

ビズリーチキャンパスではまず、OB訪問を依頼したい人をアプリの中から探し、「話を聞きたい」というボタンを押します。

それを相手の方が承認してくださると、連絡が取りあえるようになります。私が実際にやり取りした内容は以下のような感じです。

<span class="fz-18px">Aさん</span>
Aさん

訪問依頼、ありがとうございます。講談社のAです。

 

○○さんがどういった内容について知りたいのかざっくりでいいので聞かせていただけますか?

 

K社に興味があるのか、仕事内容の話なのか、メディア全般の話なのか…などなど。 私がお答えできなさそうなら誰か適任者を用意するなりしますので。

 

そのうえでご訪問の詳細を詰めたいと思います。 よろしくお願いします。

<span class="fz-18px">りくと</span>
りくと

こんにちは、はじめまして。

○○大学○○学部3年の○○と申します。

 

現在、就職活動を行っており、K社様を第1志望に置いております。

 

漫画の編集に就きたいと考えておりまして、お話を伺えればと思い、連絡させていただいた次第です。

 

お聞きしたい内容に関してですが、先日K社様のインターンに参加し、ある程度の大枠というものは理解しているつもりです。

 

そのより詳細な部分(編集部での仕事内容や1日のスケジュールなど)や会社の雰囲気、本選考までにやっておいたほうが良いことなどをお聞きしたいと考えております。

 

ご検討のほどよろしくお願いいたします。

こうしてメッセージを送った後、日程調整を行いました。

無事OB訪問の日時が決まった後は、当日教えていただきたいことの質問リストを作成し、前日に送付しておきました。

その質問内容は以下の通りです。

・仕事内容

・スケジュールに関して

・キャリアパスについて

・業界や貴社の今後の動向

・競合他社と比べた貴社の特徴や強み、弱み

・貴社の雰囲気、風土

・選考に関して(採用基準等)

・本選考までに取り組んでおいた方が良いこと

・その他 

至って内容はオーソドックスなものですが、こういったものを事前に送っておくことで当日もスムーズに進められると思います。

こうしていよいよOB訪問当日を迎えました。

2.OB訪問の詳細

初めてのOB訪問は本社で行われました。もうド緊張ですよね。

インターンに行った際、入ったことはあったものの、あの時は他にも大勢人がいました。今回は完全に自分1人のみです。

視界に入る誰もが超大物に見えてきます。そして、待ち合わせをしていたAさんは一向に姿を現しません。

どんな顔なのかすら見たことが無いわけですから、不安しかありません。館内をうろちょろして30分近くたったころでしょうか。ついにAさんが姿を現しました。

「君かね、○○君は。」そう言われてお互い確認を済ませると、社内のカフェでお話を聞くこととなりました。

ではどんな話をそこでしていただいたのか、先ほど挙げた質問リストに沿って書いていきたいと思います。

2.1 仕事内容

まずどんなお仕事を今されているのかを聞きました。その後、これまでのキャリアなどについて質問しました。

K社は大体10年で3部署回ることになっているそうで、Aさんは多くのジョブローテーションを経て、現在の部署にいるとおっしゃっていました。

中にはずっと同じ部署にいる人もいらっしゃるそうで、その辺はかなりの個人差があるそうです。

2.2 スケジュールに関して

これは人によってかなり異なるということでした。

当然ながら、週刊誌に配属されれば、非常に過酷な環境になりますし、編集職の場合は自分が受け持つ作家さんによってもスケジュールが大きく変わってきます。

例えば、作家さんがベストパフォーマンスを発揮できるのが夜中の11時からというパターンもあり得ます。

その場合、打ち合わせをその時間に設定するため、非常に不規則な生活になるということでした。

ただ、昔に比べるとかなり改善されてきているそうです。特に締め切り日である校了がある前日の大変さは比にならないそうですが、以前よりはましになったようです。

昔は校了日の朝は人が死体のようにゴロゴロ転がっていたそうですから、想像するだけで恐ろしいです、、、(笑)

出版業界を目指す方はこれぐらいの忙しさは覚悟しておいた方がいいかもしれません。私自身、会社に一生を捧げる覚悟で就活しています。(笑)

2.3 キャリアパスについて

「できるやつは上がる」とまずおっしゃられてました。当然のようにも聞こえますが、それだけ能力主義の度合いが強いということですよね。

逆に成果を挙げられなければ、その部署から移動させられてしまう場合もありますので大変ですね。

2.4 業界や貴社の今後の動向

デジタル化がさらに進んでいくと思うとおっしゃられていました。

今はアニメなどの版権ビジネスを行うライツ部門が急成長を見せていますが、今後その色はさらに濃くなっていくだろうということでした。

2次利用や3次利用もより盛んに行われていくのではとのことでした。

特にK社はこのライツ部門に力を入れていますし、より盛り上がっていくのは間違いなさそうです。

2.5 競合他社と比べた貴社の特徴は強み、弱み

こちらは非常に参考になりましたね。いくら企業研究をしていてもネットの情報だけではどうしても調べきれない部分もあります。

そのため、現場の声を聞けるというのは非常に貴重な経験でした。3大出版を比較してお話してくださいましたので、以下にまとめておきます。

K社の強み…多様性があること(作家、作品)、作家の面倒見が良いこと、1冊を高めに設定しているため、大コケしにくいこと

K社の弱み…キャラクターが育たないこと、官僚制であり、動きが遅いこと

S社…クオリティの高い作品が多いこと、画のうまい作家が多いこと、キャラが立っていること

S館…キャラクタービジネスがうまいこと、作家さんの待遇が良いこと、厳しく指導できる環境があること

OB訪問をするまでは競合他社との違いなど、何も分かりませんでしたので、非常に勉強になったのを覚えています。

意外と雑誌ごとに特色があったりしておもしろいのですが、これは実際に会社ごとに読み比べをしてみないことには到底わかりませんので、大変貴重な情報です。

K社は「進〇の巨人」で有名ですが、あの作品の作者、「諫〇創」先生は最初、S社に持ち込みに行って断られています。

そのことからもK社の柔軟性や、懐の深さが垣間見えると思います。

2.6 貴社の雰囲気、風土、選考に関して(採用基準等)

どんだけ一気に聞いてんねんって感じの質問内容の多さですが、、、(笑)

まずは採用基準の方から行きます。。これは一言一緒に働きたいと思えるかどうかだそうです。

続いてK社の雰囲気や風土ですが、こちらは年々変わってきているということでした。

Aさんが入社したころは、お堅い、大人しすぎる、と上司から言われ、色で表すと茶色っぽいと言われていたそうです。

最近はガツガツしている人が多くいるとのことで、時代によって会社の求めている人物像も変わってきているのではないか、とおっしゃられていました。

聞いた話では、飲み会などで出版人が集まると、その会社ごと明確にカラーが分かれるそうです。それだけ求める人物像に違いがあるのかもしれません。

2.7 本選考までに取り組んでおいた方が良いこと

まず、業界の流れを知っておくこと(ライツやデジタル化など)が最重要だとおっしゃられていました。

その上で、この会社で自分がやりたいことは何かを明確にし、それがどうすれば実現できるのかを突き詰めることが重要とのことでした。

2.8 最後に 

Aさんは「同じ職場にいて夢を見させてくれるかどうか」が大事と強くおっしゃっていました。

私はこの話を聞いて、将来性を見せることの重要性を感じました。その時点での考えなんて、本職の方に比べれば遠く及ばないですからね。

自分が会社に入って何をやりたいかを突き詰めることが重要で、例えば、好きな作家さんに何を書いてもらいたいか、などの詳細をしっかりと考えておく必要があるとのことでした。

また「入れてください」という気持ちではなく、「入ってあげてもいいぞ」ぐらいの気持ちで行くのをおすすめされました。

お話の最後には「確かに自分の考えは間違っているかもしれない、でもそれでもいいからまずは自分の考えを持つことが重要であり、いかに自分らしさを売り出していくかが大切だ」とおっしゃられていました。

この言葉は沁みましたね。やっぱ編集者ってかっこいいなあと思いました。

2.9 裏話

これは裏話になりますが、面接では基本女子の方が優れているそうです。女子は自分の見せ方がわかっていると。

確かにその通りだなあと思いましたが、この話がおもしろいのはここからです。

このように女子で優秀な人が多いため、男女4人ずつの計8人いて、その内4人通るとしたら、実力順では本当は女子が全員通るはずでも、女子の3、4番手と男子の1、2番手で通過する人を入れ替えたりするそうです。

この話には驚きました。そんなことがあるかと。確かに男女比のバランスを取るためにはこういったことも必要になってきますよね。

「君は男なんだから実力で女子を上回って選ばれなさい」と葉っぱをかけられ、この話は終了しました。(笑)

 

こうして私の初めてのOB訪問は終了しました。実際に編集者に会えて、めちゃくちゃ興奮して帰ってきたのを思い出します。

上記の質問の他に、少し私自身へのアドバイスもいただいたのですが、その切り口が斬新で非常におもしろくて、編集者のすごさを実感しました。

私の飲んだコーヒーは当然のようにおごってくださいましたし、帰り際には「君にはこれまで会った誰よりも期待している」と言ってくださって、非常に嬉しかったです。

こうして私はさらに出版社への志望度を高めたのでした。

 

今回の記事はこれにて以上となります。ここまでお読みくださった皆様ありがとうございました。

出版社の方は多忙を極めていらっしゃるので、中々アポを取るのは難しいかもしれませんが、何が何でも1人とは会っておいた方が良いと思います。それだけ貴重な経験です。

次回はOB訪問させていただいた、もう1人のK社の方のお話について書こうと思います。

こちらも非常におもしろいと思いますので、ぜひお読みください。それでは本日はこれにて失礼させていただきます。

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