こんにちは、りくとです!
今回は、インターンが解禁したということもあり、就活で最重要とまで言われる「ガクチカ」の作り方について見ていきたいと思います。
インターン選考のESにおいても頻出質問だと思いますし、本選考に入ってからも最終面接まで使われる大切な質問です。
その内容が内定できるか否かを決めると言っても過言ではありません。
それではさっそく見ていきたいと思います!
1.「ガクチカ」とは?
まず、この「ガクチカ」とは何かについて書いていきます。
私は最初、この言葉を4年生の先輩が言っていた時なんのことかさっぱり分かりませんでした。
これは「学生時代に力を入れたこと」の略語です。
言われてみると、あーそういうことか、となると思います。
この「ガクチカ」は企業によって、「逆境を乗り越えた経験」であったり「周りを巻き込んで成し遂げた経験」であったり「何かに挑戦した経験」であったりとその質問方法は様々ですが、必ずと言っていいほど質問される内容です。
特にインターン選考においては、ほとんどこの質問のみで面接を終える場合も多くありますので、こちらを磨き上げることがインターンに直結すると言っても良いと思います。
2.「ガクチカ」でおすすめの構成
それでは次に「ガクチカ」でおすすめの構成をご紹介します。
以下はその例文です。
私は学生時代、〇〇に最も力を入れました。
なぜなら、~という課題があったためです。
そこで私は~を目標として、主に〇つのことに取り組みました。
〇つ目は~です。~や~という点を工夫しました。
その中で最も苦労した点は、~です。
~を行ったことで、これを乗り越えることができました。
以上のことに取り組んだ結果、~という成果が挙がりました。
私はこの経験から、~ということを学びました。
貴社に入社後は〇〇で、この~という力を活かし、~の実現に貢献していきたいです。
これはほんの一例ですが、このような流れで書くとスムーズに「ガクチカ」を作れると思います。
私の経験上、入れるのが必須なのは、
・何に力を入れたのか
・その取り組みを行った背景(元々あった課題点など)
・目標として設定したこと
・その達成のために行った具体的な取り組み
・結果どうなったのか
この5点だと考えています。
字数にもよりますが、400字の場合、最初に示した書き方を詰め込むと、最も重要となる取り組みの部分の内容が薄くなってしまう恐れがあります。
また、その取り組みの中で苦労した点というのは面接の中でほぼ100%と言って良いほど聞かれます。
そこで得た力をその企業や職種にどう生かすことができるかというのも頻出質問です。
そのため、まずはこの5点、特に取り組みの部分に重点を置いて具体的に書くのがおすすめです。
ただ、これはあくまで400文字の場合です。
初めて「ガクチカ」を書く際は最初に示した流れに沿って一回文字数を全く気にせず、書いてみましょう。
そして、後から指定された文字数に沿うように余分な部分を省いていけばよいのです。
こうすることでより洗練された、中身の濃い文章になると思います。
また、書き方の注意点としてはもう1つあります。
結果の部分を必ず入れることです。
いくら些細な成果であっても、実際はうまくいかなかったとしてもとにかく結果を書くことが重要です。
確かに周りには「部活で日本一」であったり「バイトで売り上げを3倍」と言った人たちもいると思います。
しかし、ガクチカは成果を最も重要視されているわけではありません。
なぜそれに取り組もうと思ったのかや取り組みの詳細の方がむしろ評価されます。
そうでないと、成果が出れば内定、出なければ不採用という構図になってしまいますからね。。。
確かに成果が出ている人が有利ではありますが、企業の人もそんな簡単に結果が出ないことは理解してくれています。
成果が出ていない場合は、そこから何を学び、次にどう生かそうと思ったのかをしっかりと書くようにすれば大丈夫です。
3.色々な文字数のパターンを作成
こうして「ガクチカ」が1つ形になったら次は色々な文字数のパターンを作成します。
企業によって求めてくる字数は様々ですので、まず基本となる400文字のパターンを作成し、200文字や800文字、500文字と作っておくとよいでしょう。
質問が全て同じなわけではないので一概には言えませんが、800文字の場合は苦労した点とそれをどうやって乗り越えたかまで入れるのをおすすめします。
文字数が少ないほど自分がやってきたことを伝えるのは難しくなりますが、先ほど挙げた5点を意識し、簡潔でわかりやすい文章を心がけることで、良いガクチカになると思います。
このガクチカというのはインターン選考と本選考で変える人も多いです。
それは、本選考までにより良いエピソードができた場合やインターン選考で通用しなかった場合が挙げられます。
今の段階であれば、まだ新たにエピソードを作ることも可能ですので、書く内容を意識しながら取り組めば、素晴らしいガクチカになること間違いなしです。
よくガクチカを嘘で塗り固める人がいますが、多少盛るのは良くてもあまりに嘘のウエイトが大きい場合、面接でバレてしまう可能性が高いです。
そのため、実際に行った自分らしさあふれるエピソードを選ぶのがおすすめです。
4.様々なエピソードを用意
こうして1つガクチカが完成したら、さらにもう1つ、2つと作ってみましょう。
本選考のESにおいてはガクチカのようなことを聞かれる質問が複数ある場合が多く、「学業」と「学業以外」で分かれていたり、「チーム」と「個人」で分かれていたりします。
そのため、「学業」「チーム」「個人」の3つのエピソードをこの時点で用意しておくと今後の本選考を非常に有利に進めることができます。
就活強者になると、企業ごとにエピソードを使い分ける人もいます。
企業によって求めている人材やウケの良いエピソードは変わってきますので、それに応じて話す内容を変えるというものです。
これは非常に画期的な考えだとは思いますが、どのエピソードも洗練されている必要があり、難易度はかなり高めになります。
私がおすすめするのはまず「チーム」で力を入れたエピソードを考えることです。
これは、企業ウケが良いのは基本的にチームのエピソードだからです。
仕事をする上で、まず会社というチームに属しており、その中で様々な人と連携を取って売り上げや社会の発展に貢献していくのはどの企業もほとんど同じです。
そのため、仕事に近いチームのエピソードが評価される傾向にあるのです。
「そんなこと言われたって個人のエピソードしかないよ!」
という人もいると思います。そういった場合はその取り組みによって周りにどういった影響を与えたのかを書くと良いです。
その取り組みによって周りの生活が豊かになった、原動力を与えた、なんて話ができると良いと思います。
自分1人で全てを完結してしまっている場合は少ないと思いますが、もしそのような場合は、そこにいかに熱意を持って取り組んだのかが伝わるように具体的なエピソードを添えて書くことをおすすめします。
どんなエピソードであっても必ず評価してくれる企業はあります。
要はどういった想いでどんな取り組みをしたのか、そしてどんな成果が挙がったかが重要なわけです。
過去の先輩には「ゲーム」を極めて某金融会社に内定を獲得した人もいました。
結局はアピールの仕方次第ですので、自分らしさをうまく伝えられるエピソードを探しましょう。
今回の記事はこれで以上となります。
就職活動におけるガクチカの重要性やその書き方についてお分かりいただけたでしょうか。
この記事が皆様の就職活動の一助となれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。それでは失礼いたします。
コメント